高知市議会 2020-12-16 12月16日-05号
◆(岡崎邦子君) 4日,アフガニスタンでペシャワール会の現地代表の中村哲さんが,銃弾に倒れて1年がたちました。 現地では,薬より水と考え,1,400の井戸を掘り,25キロメートルの水路を造り,今では1万6,500ヘクタールの緑が戻り,65万人が暮らしているそうです。人は愛するに足り,真心は信ずるに足るという言葉を残しています。 中村さんには,地位や名誉,ましてお金は無縁。
◆(岡崎邦子君) 4日,アフガニスタンでペシャワール会の現地代表の中村哲さんが,銃弾に倒れて1年がたちました。 現地では,薬より水と考え,1,400の井戸を掘り,25キロメートルの水路を造り,今では1万6,500ヘクタールの緑が戻り,65万人が暮らしているそうです。人は愛するに足り,真心は信ずるに足るという言葉を残しています。 中村さんには,地位や名誉,ましてお金は無縁。
一方,アフガニスタンでは井戸を掘り,戦禍で傷んだ国土に緑を復活させ,アフガニスタンの自立を促してきた医師の中村哲さんが凶弾に倒れました。まことに悲しい出来事でありました。
質問に入ります前に、アフガニスタンで非業の死を遂げられた中村哲医師に哀悼の誠を捧げたいと思います。中村医師は若い頃より辺境の地アフガニスタンに赴き、医療活動をされ、また井戸を掘り、運河を造ってこられました。医療だけでは命を守れない、と食糧と水、生活できる土地を造ることに専念されたのです。砂漠を緑の大地に変え、60万人もの人がここで生活ができる環境を作られました。
アフガニスタンで医療援助や井戸掘り、運河建設などを行い、戦乱後のアフガニスタンの復興活動に取り組んでいるペルシャワール会の中村 哲医師は、5月16日の西日本新聞で次のように語っています。アフガニスタン人にとって、日本は軍事行動に消極的な国だと思われています。一言で言いますと、敵意のない国、これは自衛隊の行動を縛ってきた憲法9条の威力です。アフガニスタン人は、多くの命を奪った米国を恨んでいます。
現地で医療活動をされているペシャワール会の中村哲医師は,講演会の中で,今回日本に帰国したら,日本じゅうが熱に浮かされたようになっている。まるでフィクションの中で物事が語られているようでした。アフガニスタンの何も持たない人たちに対して,持つ人たちが,自分たちが持っていることを守ろうとして攻撃をしている。